PROFILE
シナリオ
K.M.
ゲーム事業本部 第1部 シナリオグループ
グループ長
2018年入社
シナリオディレクションから
シナリオライティングへ
乙女ゲームの制作会社でシチュエーションCD制作のアシスタントとして勤務したほか、ゲーム会社のカスタマーサポートを担当していました。ゲームと関係のない仕事をしていた時期もあります。
「経験はあまりないけど、ゲーム開発に関わりたい」という熱意を伝えてBlasTrainへ入社しました。当初はシナリオのディレクション業務にあたっていましたが、だんだんとライターとしての動きがメインになっていきました。
愛されるキャラクターづくりが鍵
IPを盛り上げるシナリオライターの役割
Q.シナリオグループの仕事内容を教えてください。
ゲーム内でキャラクターに関わるテキスト・ボイス情報全般の制作や、キャラクターが関わる企画などの監修を行っています。シナリオの演出面の指定や収録の立ち会い、ゲームとして形になった後の確認などもシナリオグループの仕事です。
具体的には、ライターがプロットを作成し、登場するキャラクターの各担当ライターへ共有、修正が必要な箇所があれば対応します。シナリオが完成したらもう一度、各担当ライターがチェックして、キャラクターの言動や思考を調整していきます。
メンバーは全部で12名。基本は執筆をするメンバーですが、1名は進行管理で、タスク管理や他のセクションとのやり取りなどを担当しています。また、メンバーのうち3名は進行管理と執筆の両方を担い、既存タイトルと新規タイトルのシナリオ制作全般を見るようにしています。
Q.シナリオグループで必要なのはどんな力ですか?
話をうまく書くことより、ほかの人と協力できる力が必要ですね。シナリオライターというと一人でもくもくと書いているイメージがありますが、IPを全員で盛り上げることが大切なんです。そういう意味ではいろんな方とコミュニケーションを取れることが必要不可欠だと感じます。
おしゃべり好きで和気あいあいとした部署の雰囲気
Q.Mさんの仕事内容を教えてください。
私は執筆もしますが、メンバーへの仕事の割り振りや困ったことを解決するなんでも屋の側面を持ち合わせています。
Q.Mさんが仕事で気を付けていることは何ですか?
フィクションであっても、キャラクターが実在する人物のように感じられるよう工夫しています。仕事は、発見の連続ですね。意図していなかった部分をお客様が喜んでくださったり、逆に「ここが刺さる」と思い世に送り出したところがそうでもなかったりするので面白いなと感じます。
キャラクターが一切成長しないと、物語としてつまらなくなってしまうので、シナリオグループとしては、成長と共に性格が少しずつ変わることを許容しています。ただ、他のキャラクターと性格が被ってしまうとそれぞれの良さがなくなってしまうので、個性がぶつからないように配慮しています。
Q.部署の雰囲気や会社の雰囲気はどんな感じですか?
会社はプロフェッショナルの集まりなので、専門性の高い方が集まっています。シナリオライターは書くことが仕事になるため、他のセクションと連絡を取る機会はあまりないのですが、わからないことがあれば丁寧に教えてくださるので、親切な方が多いなと感じています。
シナリオグループはおしゃべり好きが多くて、和気あいあいとしていますよ。IPのコラボイベントではシナリオグループが携わらない企画もあるので、そういう時はお客様と同じ視点で盛り上がっています。
コロナ禍以降はリモートワークになったので、対面で話す機会はほぼなくなりました。その分、長野県や福岡県といった遠方に住む方々とも、一緒に仕事ができるようになったのが嬉しいです。私はグループ長として、作業時間中はオンライン会議の場所を開放し、相談したいことがあればいつでも入室できるようにするなど、話しやすい場づくりを心がけています。
ファンに長く楽しんでもらえる物語へ
Q.シナリオグループとしての短期・中長期の目標は何ですか?
直近の課題としては、新しく入られた方に、いかに早く膨大なコンテンツやキャラクター情報を理解してもらうかを考えています。
中長期の目標としては、5年後、10年後も楽しんでもらえるIPにすることですね。コンテンツとして長い歴史があり、すでにたくさんの物語が世に出ているわけですから、これからどういうお話を書いていけばファンのみなさまに楽しんでいただけるか、工夫が必要だなと感じています。
シナリオグループには、ほかの職種からシナリオライターに転じた人もたくさん在籍しています。物語を書いたことがなくても、やってみたいという熱意があればぜひ応募してみてもらえたらと思います。